乾側の暮らし

人も、自然も、この土地も「ありのまま」を愛して生きる
ようこそ、いぬいかわ

恵まれた自然、そこに育まれる命、地域の人たちとの温かいつながり…私たちには、守りたいものがたくさんあります。

乾側の暮らし

地区内を唯一走る越美北線の電車から見える豊かな田園風景は、私たちが生まれるもっともっと前、はるかご先祖の代から守り続けてきたものです。
田園を見守る大きな山々には、歴史ある古墳や城跡もそのままに、色鮮やかに咲き乱れる花木や降り積もる雪は、はるか昔から四季折々の顔を人々に見せてくれたのでしょう。
そんなのどかな風景の中、営んできた生活や文化は今もこの地に息づいて乾側に暮らす私たちに恵みを与えて続けています。
春夏秋冬、時にやさしく、時に厳しい季節の中で育まれていく生命の息吹を、今も私たちは昔と変わらず、「ありのまま」を「あたりまえ」に守り続けています。

乾側の暮らし

乾側の文化

雨乞い

篠座神社のご霊泉は飲めるうえ、ふくいのおいしい水に指定されています。

牛ケ原地域は開拓当初より水源が浅く、日照りが続くと田んぼが干割れて農民は干ばつに苦しんでいました。
そこで、人々は、わずかに水源のある鍋床山の中腹に水の神である「弁財天女」さまを祀り一心に祈り続けたところ、たちまち雨が降ったとの言い伝えがあります。
時は流れ、ある時、一人の老婆の夢に弁財天女様が出てきて、「篠座神社の霊泉に行きたい」と言われたので、弁財天女様を篠座神社内の池中島の社に移し、以後、雨乞いは鍋床山の山頂から篠座神社まで踊りながら9日間掛けて行進することになりました。この名残りが現在、乾側地区に残されている雨乞い踊りの元となっています。
法被、股引きの軽装に向かい鉢巻、篠笛、締め太鼓の音曲に合せて両端に紅白の紙が巻いてある、長さ六尺の棒を大きく振ります。この動作は水汲みや水車の動きを表していおり、雨乞い祈願の囃子に棒降りの動作が伴うのは、全国的にも珍しいとされています。
昭和42年5月18日にこの踊りは大野市の「無形民俗文化財」に指定されました。

農事組合法人
バンセ乾側

そばまつりや米パン作りなど色々やっていま~す
種もみの全国シェアNo.2!

コシヒカリ等を含むその生産量は1年間なんと500トン!!
280haもの広大な土地で種もみを生産しています。
アバンセ乾側は全国で初めて、平成11年に農事組合法人化しました。
乾側の沼地を見て東大寺のお坊さんが土の質が良くおいしいお米ができると踏み、水田にしたのが種もみ生産の始まりと言われています。

酒米 五百万石発祥の地

今は新潟県が代表的な産地である「山田錦」と並んで酒米の二大トップとして知られている「五百万石」ですが、その種もみを初めて作ったのが乾側です。
乾側地区は、昭和38年に酒造好適米「五百万石」の採種事業に大野市として着手し、以来立地条件を活かし、良質の種子籾供給基地として順調にその全国的地位を拡大していきました。

醍醐寺・京都市立醍醐小学校と
乾側地区との
お米を通じた交流

5月田植え9月親御さんと稲刈り10月お米の献上

かつて牛ヶ原は京都の醍醐寺の荘園で、室町時代から米を献上していました。その経緯から今でも醍醐寺や醍醐小学校との交流が継続しています。
米ができると醍醐寺に米を献上します。
その後醍醐寺が餅にして、仏にお供えしたものを乾側地区に届けてくださいます。

乾側を支える産業

乾側を支える産業
主要製品
大野市産業フェア
【ニチコン大野株式会社】

ニチコン大野株式会社は、1969年に福井県大野市の企業誘致を受け日本コンデンサ工業としてアルミ電解コンデンサの製造を開始した企業です。
地域環境への配慮が厚く、1998年にはISO14001を取得し、現在では大野の地下水保全活動のため毎年基金の寄贈をしていただいております。
また、大野市産業フェアーでは、EV用充電・給電システム「EVパワー・ステーション」や急速充電器等のPRを行い、注目を集めました。さらに工場敷地内に「EV急速充電器」を設置して市民に広く開放しています。
ISO9001の品質規格を取得し、お客様から厚い信頼を受け、さらに、車載メーカとの取引に必要になる、ISO/TS16949を取得され、国内外で活躍の場を広げています。高品質で高性能、大型品から小型品、低電圧から高電圧と幅広い範囲であらゆるニーズに対応できる技術力が高い評価を受けています。
今後の活躍に目が離せない企業です。

株式会社タニコーテック
【株式会社タニコーテック】

株式会社タニコーテックは、業務用厨房機器を中心とした製品を開発している、 乾側地区を代表する企業です。
もともと昭和51年に福井県大野市清瀧に株式会社大野製作所を創業しましたが 平成9年に大野市下丁(乾側地区)に新本社を開設、業務を移転しました。 同年同地に工場A棟を設立し、さらに平成13年に工場B棟、平成24年に工場C棟を設立。 工場の規模を年々拡大し続けています。
タニコーテックは最新の技術と永年培われたノウハウを基盤とし、 「お客様第一主義」を理念にかかげ、多岐にわたる業界にその技術を提供している 今後も注目される企業です。

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©乾側をよくする会