歴史・文化

山ケ鼻(やまがはな)古墳群

盆地北西部の南方に突出する丘陵上にある。古墳の総数は20基であり、そのうち方墳(方形台状墓)が14基、円墳が5基、前方後円墳が1基存在する。南方に伸びる尾根上には1~14号墳の14基が並んでいる。そして、9号墳の位置する個所から南西に伸びる支脈上に15~17号墳の3基が、14号墳から約160m北東方に離れた東方に伸びる支脈上に18・19号墳の2基が並んでいる。丘陵の南・東の両先端部は方墳(方形台状墓)が占めている。盆地内でも唯一前方後円墳全長が30mを超える6号墳や、円墳ではあるが径が20mを超える9・14号墳など、比較的大規模な古墳が存在するのは、本古墳群の特徴であろう。
出土品の中には東海地方の特徴である朱塗りの土器が出土し、大野は北陸地方だけでなく、東海地方の影響を受けていたとされる。

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